神饌

神棚には、神様の食事として、最少でも「お米・塩・水」の三つの品をお供えしますね。

毎朝お供えをする品もありますし、毎月の決められた日にお供えする品もあります。

しかし、お供えを捧げるのは良いのですが、どのタイミングで下げれば良いのでしょうか。

お供えを下げるタイミング

神社でのお供えは、基本的に毎日お供えを準備し、取り替えています。

儀式が開始してから捧げ、終了前に下げるという形です。

一般家庭でのお供えも、同様の考えで行なうことができます。

毎日の拝礼をしたら、そのまま下げると良いでしょう。

日常に取り入れやすいタイミング

しかし、お供えを下げる時間帯が厳密に決まっているわけでもないため、家庭によって下げやすいタイミングで行っても問題はありません。

例えば、朝にお供えして、夕方に下げるという家庭もあります。

お供えしたお米や塩を粗末に扱わず、夕食に活用することで、自分たちが頂くようにしているようです。

また、たくさんの仕事を抱えることが多い現代では、毎日お供えを準備し取り替える時間を確保できない人もいます。

決して無理をして全てを下げる必要はありません。

自分のできる範囲で決める

大切なのは、尊敬と感謝の気持ちを忘れずお祀りすることです。

その気持を忘れなければ、家庭ごとのライフスタイルに合わせて、それぞれに最適なタイミングで下げる形で行ってもかまいません。

水だけを取り替え、他の品は交換日を決めて、定期的に行なう形などがおすすめです。

神社の月始祭と月次祭という祭典では、特別なお供え物を用意することが多いので、この時期に合わせるのはいかがでしょうか。

基本的に、毎月1日と15日に行われるようです。

周期的にもちょうど良いですし、覚えやすいので参考にしてみてください。