神棚の種類

神棚とは、神道の神様を家屋内でお祀りするための場所のことですね。

新居を構えるときなどに、新しく安置することも多いかと思います。

しかし、神棚と一言で言っても、意外と種類が豊富です。

 

まず、お宮の様式ですが、代表的なものとして「神明造(しんめいづくり)」と「大社造(たいしゃづくり)があります。

「神明造」は伊勢神宮を模したもの、「大社造」は出雲大社を模したものです。

一般的に多いのは、「神明造」と言われています。

基本的に神棚の中央には、神宮大麻という伊勢神宮の御神札を納めるので、このことが影響しているのかもしれません。

もちろん、「大社造」に伊勢神宮の御神札を収めても大丈夫です。

お祀りする神様は幾柱でも良い?

簡易神棚神棚にお祀りするのは、伊勢神宮の祭神である天照大御神様と、地域の氏神様が基本となります。

そして、格別にご縁のある神様、自信が崇敬している神様です。

幾柱もの神様をお祀りしても構いませんが、神様の序列は厳しいため、御神札の位置には注意が必要です。

位置を違えてしまうと、大変な失礼を働くことになるので、ご加護をいただくどころではなくなってしまいます。

まず、最高位の神様である天照大御神様、次に氏神様、そして崇敬している神様と覚えておくようにしましょう。

神棚の選び方は?

荒神様
荒神様専用の宮形

お祀りする神様によって神棚の姿は異なってきます。

神棚には、天照大御神様、次に氏神様、そして崇敬している神様をお祀りします。

ただし、専用の宮形がある、お稲荷様と荒神様は、一緒にお祀りしてはいけないと言われています。

火の神、竈(かまど)の神様である荒神様は、台所やキッチンに安置することになります。

お稲荷様は、供える神具も異なります。

また、恵比寿様と大黒様の二福神も、専用の宮形があるので 別の神棚を安置することができます。

神棚を安置するためには、場所に合った大きさのものを選ばなければなりません。

広さや高さの寸法は要チェックです。

気軽に行ける範囲に取り扱っている神具店があれば、詳しい話を聞いて選ぶことも可能でしょう。

しかし、近くに神具店がない場合や、特別なもので取り扱いが少ないものなどは、ネット通販などに頼ることも多くなるかと思われます。

神棚は、扉の数や、屋根の形と材質によって、いくつかの種類に分けられるので慎重に吟味してください。

扉の数による種類分け

扉の数によって、一社宮(扉が1枚)、三社宮(扉が3枚)と分けられています。

通常の家や事務所であれば、シンプルなこちらのタイプで良いでしょう。

五社や七社といったタイプもありますが、よほど大きな場所でない限り、見かけることは稀だと思います。

扉の数によって神棚の良し悪しが決まるわけではないので安心してください。

一社宮

1枚扉なので、最も省スペースができるタイプです。

御神札は、縦に重ねて並べるようになっています。

手前に神宮大麻、次に氏神神社、崇敬神社と続くようにお祀りします。

三社宮

扉が3枚並んで設置されているもので、その分、横幅が必要なタイプです。

御神札は、中央に神宮大麻を納めるようにします。

氏神神社は向かって右に、崇敬神社は向かって左にお祀りします。

屋根の形による種類分け

宮形は、屋根の形によっても、いくつかの種類に分かれます。

上部がスッと一直線に伸びた通し屋根と、中央が高く両脇が低い屋根違い、きっちりと箱に収まった箱宮などです。

こちらも、形によって良し悪しが決まるわけではありません。

通し屋根

スッキリとした見た目が特徴的な屋根です。

お手入れがしやすいタイプです。

通し屋根

屋根違い

中央と両脇の3つに別れた屋根違いは、どっしりと豪華な印象を与えます。

ただし、細かい部分までのお手入れに配慮が必要です。

屋根違い

箱宮

箱の中に、コンパクトにお宮が収まっているタイプです。

上部の高さが抑えられるというメリットがあるので、高さに制限のある場所や、マンションに設置しやすいと人気です。

箱宮

材質による種類分け

主に屋根の材質となりますが、こちらは板葺き(いたぶき)と茅葺き(かやぶき)といったものがあります。

どちらを選んでも、神棚の良し悪しには関わりません。

茅葺き屋根

伊勢神宮のご正殿と同じ屋根になるので、本格的かつ重厚感のあるタイプとなります。

お手入れの際に、茅のくずなどがでるので注意が必要です。

茅葺屋根

板葺き屋根

スッキリとシンプルな見た目が特徴的で、清廉な印象を与えます。

お手入れもしやすいタイプです。

板葺き屋根

現代に合わせたモダン神棚

箱宮新しいタイプの神棚として、現代のライフスタイルに合わせたモダン神棚や御神札立てといったものもあります。

基本的に、コンパクトに、スタイリッシュに、御神札をお祀りできるよう工夫がなされています。

マンションやアパートでも違和感なくすっきりと安置できます。

昔ながらの宮形を安置できず、設置スペースの問題などでコンパクトに収めたい方には、オプションの一つであると言えます。

神棚を置くために知っておきたい!宮形の種類と選び方 まとめ

私たちの住宅の形が異なるように、神棚もお祀りする神様によって変化します。

通常の神棚なのか、それとも専用の宮形が必要な神様なのか、確認しておくことが大切です。

次に大事なポイントは、設置スペースの確認です。

スペースに適した寸法を選びましょう。

中に納める御神札のサイズも異なるので、きちんと中にお祀りできるものを選ぶようにしましょう。

造りや材質は、好みやライフスタイルに合わせたものを選んでもかまいません。

神様にお参りするための神棚なので、ご挨拶をしやすいものを選んでみてください。