今日は、即位礼正殿の儀です。
民間のわたしたちがいう「即位の礼」ですね。
日本国というのは、神から天皇へ国を治めるよう譲られたことから歴史が始まりました。
この国にとって、また日本国というものを理解する上でも、日本国が日本国であるという存在を確かめるためにも天皇陛下の御即位というのは大切なものです。
こういう国を上げためでたい日ですから、神棚の扉をひらいてみてはいかがでしょうか。
私は、玄関先に国旗を掲揚しましたよ。
即位礼正殿の儀での神棚
神棚の中心に祀ってある「神宮大麻」は、天照大神をおまつりする御札です。
天照大神といいますと、天の岩戸の話が有名ですが、他にも重要な話があります。
中でも最も重要と考えられるのが「天孫降臨」です。
神様には、様々な「国産み」の伝説がありますが、日本国という国の成り立ちの中で直接的な話である「天孫降臨」は、天照大神がニニギノミコトに葦原の中つ国を治めるよう命じました。
その時、天照大神から天皇に授けられた三種の神器を今もなお即位式で受け継ぎ、日本国は継承されています。
これが日本国の成り立ちです。
この天照大神と天皇の関わりから考えても、神棚は天皇と深い関わりがあるのです。
その天皇が即位するということは、日本国、そして国民にとってこれ以上ない喜びと考え、神棚の扉を開くのです。
神饌と祝詞もお忘れなく。
即位礼正殿の儀は、とてもめでたい儀式なのです。