神棚の自作をご紹介していますが、前回は材料の切り出しから仮組み、装飾までの記事でした。
自作ですから、こだわりたい所に存分にこだわってもいいのではないでしょうか。
自分の部屋にあった大きさにこだわったり、木材にこだわったり、装飾、組み方にこだわってもかまいません。
自由に作れるのが自作神棚の魅力です。
さて、今回は組み立て編ということで、装飾まで作り終えた神棚を組み立ててみましょう。
斗栱や海老虹梁もついているのでなかなか本格的ではないかと思います。
向拝柱の正面木鼻と虹梁はまだ細工していません。
どうしようかとも思ったのですが、やはり向拝の階段にも欄干があったほうがいいですよね。
木鼻はシノギにしました。
虹梁は唐草。
奥の扉上の羽目板には十六菊紋を施してあります。
ここには神宮大麻が入ります。
神宮大麻とは、天照大神の御神札なので、やはり十六菊門が良いのではないでしょうか。
裏面は見えないので薄い合板で軽くしています。
とはいえ、ちゃんと柱にはめ込んでいますよ。
一通りの組み込みが終わり、全体写真を撮ってみました。
正面のよく見える部分には良い材料を使っていますので、木目が細かくすごく綺麗ですね。
特に扉や向拝柱の木目は綺麗です。
木鼻や虹梁は彫刻するので、それほどこだわっていません。
やはり真っ直ぐな材料ほど木目を気にしてしまいます。
こういうのを見ると白木のままでもいいかなって思いますが、扉など必要最小限の金具は取り付けたいと思います。
さぁ、どうでしょうか。次回は金具を発注して、装飾したいと思います。
ここに金具が付くだけで、白木のものとは全く違った豪華な印象になります。
みなさん、楽しみにしていてくださいね。